里地里山保全活動行動計画が9月に策定!

昨年の10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第 10回締約国会議(COP10)の期間中は、里山の保全に関しても様々な動きがありました。日本が提唱してきた「SATOYAMAイニシアティブ」が持続可能な利用に係る本会議の決議で採択されたほか、併せて
「S A T O Y A M A イニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)」が発足し、51の国や機関が参加して国際的に推進していくことになりました。また国内向けにも、このCOP10 開催にあわせて「里地里山保全活用行動計画」が策定・公表されました。
この行動計画は生物多様性国家戦略の分野別行動計画として策定されたもので、国だけでなく地方自治体や市民など多様な主体が参加して、里山の保全・活用を国民的運動として展開していこうとするものです。

その重要施策として「里地里山の現状把握とモニタリングの推進」が挙げられ、生物多様性の観点から効果的な取り組みとなるようモニタリング調査を行いながら順応的管理を進める重要性が明記されており、「モニタリングサイト 1000里地調査」の取り組みが先進事例としてとして紹介されてました。

全国に先駆けて生物多様性地域戦略を策定した千葉県流山市や福岡県北九州市では、市内でモニタリング調査を行っていくことが定められ、モニタリングサイト1000里地調査の活動もその一環として位置づけられています。この行動計画は地元の自治体・企業・一般市民における里山保全活動の手引きとなるものですので、皆さんの地域の生物多様性地域戦略や地域の保全計画の中にモニタリング調査を位置づけ、調査を活かした里山の保全活動を進めていただきたいと思います。