画期的な法律!NPOから市町村に計画を提案できる「生物多様性保全活動促進法」

日本の豊かな生物多様性を地域ぐるみで保全していくことを目指して「地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活動の促進等に関する法律(生物多様性保全活動促進法)」が、昨年12月に成立、公布されました。
この法律では、

  • 国が生物多様性国家戦略に沿って基本方針を定める
  • 市町村がこの基本計画に基づき地域連携保全活動の促進に関する計画を作成する
  • 保全活動計画を行おうとするNPO団体などは市町村に計画を提案できる
  • 地方公共団体は関係者間の連携・協力や助言を行う拠点を確保するように努める

といったことが定められました。
具体的な保全活動計画の認定方法や手続きはまだ決まっていませんが、この法律によって地域の保全活動にNPO団体など市民団体が積極的に係る仕組みが法的にも示されたことで、一層市町村との連携が進み、地域一体となった保全活動の促進が期待できます。
2011年 1月~ 3月に全国 9ヵ所で開催されたこの法律に関する説明会・意見交換会では、会場から「地方公共団体による支援センターの整備の見込みはあるのか」、「結果的に悪影響を及ぼさないよう科学的な知見に基づく活動の実施を担保することが重要」など多くの意見が出されました。東京会場では約150人もの自治体・企業・市民団体等が集まりこの法律に対する期待の高さが感じられました。
環境省では 2011 年秋に基本方針を施行することを目指し、4月中旬にパブコメを実施し、検討会を行いながら 2011 年の7月頃の策定・公表を行う予定です。皆様も今後の行方に注目していただきたいと思います。