人為的インパクト調査講習会(神奈川)を開催しました

鳥の目で広く地域の自然を捉えるのが人為的インパクト調査です。調査自体は植生図をつくる、というものなのですが、これをつくる過程で新たな視点で地域を見ることができます。生きものにこだわらず参加できるので、地権者の方や子ども達、管理に関わる方など様々な人が参加可能です。

今回は神奈川県川崎市にある一般サイト「生田緑地」にて1日かけて講習会を行いました。参加者はモニ1000の調査員の方8人と、損保ジャパンからNACS-Jにインターンで来ている2人の学生さんも参加して合計12人となりました。講師はモニ1000検討委員の尾崎煙雄さんが地図の見方も含めて、とても丁寧に解説していただきました。講習会ではまず過去の航空写真で地域の変化を実感。国でも植生図を作っていますが、現場確認をしていないので精度は粗い状態です。地域で使える植生図をつくるため、室内で航空写真から植生を判断して、野外で確認する作業を行いました。保全活動している方にとっては見慣れた風景ですが、尾崎さんが「まとまってスギが植わっている部分がありますね」というと、「言われるまで認識してなかった」という驚きの声があがるなど、現地調査で新たな発見があったようでした。仕上げの段階では、植生の範囲で迷う部分もありましたが、チームで作成した班は短時間に仕上がりました。細かい作業が好きな人、大胆な判断ができる人など様々な個性をもった人同士があつまって調査をするのが、楽しく簡単にできるコツのようです。最後にインターン生が講師となって植生の面積計算も実践しました。アンケートでも「分かりやすかった」という答えが多く、難しいと思われがちな調査も実際の講習会の体験を通して理解が深まりました。調査で使う地図、面積を測る点格子板の貸し出しなど準備はお手伝いしますので、モニ1000でまだ調査されてない方もまずは気楽にやってみてください。

(関連WEBサイト) モニタリングサイト1000人為的インパクト調査 http://www.nacsj.or.jp/project/moni1000/howto.html