東日本海岸調査報告書が完成しました

2012年度実施してきた東日本海岸調査の報告書が完成しました。

この事業は海岸植物群落調査、植物群落RDB調査、ふれあい調査の三本だてで実施し、このうち海岸植物群落調査は2003〜2007年に全国で実施したのと同じ手法で、地域のみなさんの協力の元、市民調査で実施しました。

141の海岸をのべ268人の調査員のみなさんで調査できました。

海岸では津波や地盤沈下の影響で砂浜自体がなくなっていない限り、植物の種数はあまり変化がなく生育していました。しかし、種類を見てみると多年生のハマニガナ、コウボウムギと言った海岸植物が減少し、一年生のオカヒジキや外来種のオニハマダイコンが増えていました。減少している植物がある中で復興事業の大規模な工事が広範囲で一斉に行われることは植物の、そこに暮らす動物の生育、生息範囲を奪うことになってしまうので、自然にも考慮した復興事業を働きかけています。
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今回のデータは震災前後の自然環境の情報を広範囲で比較できる市民調査によって得られた貴重なデータです。

調査報告書は日本自然保護協会ホームページからダウンロードできるよう準備を進めているほか、こちらでもご覧になれます。

希望があれば冊子を差し上げることもできます。ぜひお問い合わせください。

今後も東日本大震災後の自然環境の調査は継続して行く予定です。